ただの汚れじゃない!家族の健康を守る「予防掃除」マニュアル|カビ・ダニ・ウイルス対策
家事代行

ただの汚れじゃない!家族の健康を守る「予防掃除」マニュアル|カビ・ダニ・ウイルス対策

「毎日掃除しているのになぜか汚い…」
そう感じたことはありませんか?

実は、掃除には
・見える汚れを落とす掃除 と
・見えないリスクを防ぐ掃除
の2つの役割があります。

多くの家庭が意識しているのは前者ですが、家族の健康を守るために重要なのは、菌・カビ・アレルギーを防ぐ「予防掃除」です。

この記事では、今すぐ家庭で実践できる「家族の健康を守る掃除のやり方」 を場所別にわかりやすく紹介します。

ぜひ、最後まで読んでいただきご家族の健康とご自身の健康の双方を守ヒントになりましたら幸いです。

キッチンの油汚れは「食中毒」の温床

キッチン汚れ

いきなり衝撃的な内容ですよね。キッチンは毎日使う場所だからこそ、油断しがちな油汚れがたまりやすい場所です。

特に換気扇やコンロ周りのベタベタした油汚れは「酸性の油汚れ」であり、放置すると酸化して細菌の温床となります。

食中毒のリスクを避けるためにも、プロレベルの掃除方法を知り、実践することがポイント。

特に免疫力の低い高齢者や乳幼児がいるご家庭では、徹底した衛生管理が必要ですよね。早速、キッチンの掃除のコツを家事代行スタッフが紹介します。

キッチン道具は、見た目のキレイさより「除菌」が重要

キッチン掃除で見落としがちなのが「除菌」です。スポンジやまな板は、毎日使うたびに細菌が繁殖しやすいので、定期的な除菌が必須です。

目安としては、スポンジは2〜3日に一度、熱湯消毒や漂白剤で除菌しましょう。

まな板も週1回は塩素系漂白剤で除菌するのが理想です。

また、布巾は雑菌が繁殖しやすいため、使い捨てのペーパータオルを使うことで衛生面が大幅に向上します。

日本の食品衛生基準についても、調理の部分で煮沸がおすすめと記載されています。

包丁、食器、まな板等は、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒効果があります。たわしやスポンジは、煮沸がおすすめ

参考:家庭でできる食中毒予防の6つのポイント

 

重曹ペーストで「菌の隠れ家」を壊す

換気扇やコンロの五徳など、こびりついた油汚れには「重曹ペースト」が有効です。重曹を水で練ったペーストを汚れに塗り、ラップでパックして数時間置くと、汚れが浮き上がります。

その後、拭き取るだけで菌の隠れ家ごと除去できるのをご存知でしたか?

重曹は弱アルカリ性なので、酸性の油汚れに特に効果的です。市販の洗剤との使い分けもポイントで、自然派の掃除を目指す方にもおすすめです。

おすすめの重曹

☑︎オキシクリーン
参考リンク:https://www.oxicleanjapan.jp

☑︎ウタマロクリーン
参考リンク:
https://www.e-utamaro.com/products/cleaner

この2つがおすすめです。ただし、お使いの素材によっては傷や変色の可能性もあるので、取り扱いには十分ご注意ください。

高齢者・乳幼児がいる家庭の排水口ケア

排水口のヌメリ(バイオフィルム)は、細菌やウイルスの温床です。

高齢者や乳幼児のいる家庭では、特に注意が必要です。重曹を排水口に振りかけ、その上からクエン酸(またはお酢)をかけて発泡させることで、ヌメリと臭いを同時に分解します。

発泡による泡が排水口の奥まで行き届き、手を触れずに清潔に保てるのが特徴です。

排水口ケアを怠ると、食中毒やウイルス感染のリスクが高まるので、定期的な掃除を習慣化しましょう。

排水溝のお掃除におすすめな商品

☑︎劇落ちくん クエン酸(レック)

参考リンク:https://www.lec-online.com/c/b6nuturalcleaning/nuturalcleaning_citricacid

食品グレードに近く安心感があり、キッチンや子ども用品にも使いやすいアイテムのひとつです。

☑︎シャボン玉せっけん 重曹

参考リンク:https://www.shabon.com/shop/item/2245

排水口のヌメリ・水垢対策として家庭向けに最も売れている系統です。

さて、キッチンについてはお掃除のコツとおすすめのお掃除道具についてお伝えをいたしました。

そしてキッチンの次に大切なのは「お風呂のお掃除」。きっと、この文章を読んでくださっているあなたもご存知だと思います。お風呂は最もカビや汚れが発生する場所のひとつですよね。早速お風呂の掃除のコツについてご紹介をします。

お風呂のカビは「呼吸器」へのダメージ源

家事代行お風呂掃除

お風呂場は湿気が多く、カビや水垢が発生しやすい場所です。特に黒カビの胞子は、吸い込むことで喘息やアレルギーの原因になることが知られています。

カビの発生を抑えるには、日頃からの「予防掃除」が欠かせません。

また、水垢や石鹸カスも放置すると菌の繁殖を招きます。そのため、少し大変ですが、日々の適切なお風呂の掃除を心がけましょう。

お風呂の黒カビの根元を断つ!塩素系洗剤の正しい使い方

黒カビには塩素系洗剤が効果的ですが、使い方にコツがあります。カビは水分があると洗剤が薄まり、効果が半減することをご存知でしたか。

☑︎スマイルプラスでおすすめしているお風呂のお掃除のコツ
1)カビ部分が乾いた状態で塩素系洗剤をスプレー
2)数分置いてから水で流します。

この2つのステップを活用していただくだけで、カビの根本までしっかりとクリアにすることができます。

定期的な掃除でカビの根元までしっかり除去することが、健康リスクの低減につながりますので、ぜひやってみてくださいね。

お風呂掃除におすすめなグッツ

☑︎カビキラー ラクラク連射ジェット
(お風呂用)

塩素系カビ取り剤の定番。根深い黒カビに対応しています。

参考リンク:https://www.kabikiller.jp/products/kkrakurakujet.html

天井の菌も見逃さない(胞子の雨を防ぐ)

お風呂の天井は見落としがちな汚れポイントですが、カビの胞子は天井から降り注いできます…。よくあるお風呂中に「ぽた、ぽた」と雫が落ちてきますよね。

もしも天井にカビの要素が少しでもあれば、ダイレクトにお風呂の中に落ちたり、体についてしまうことになります。

そんな時におすすめしたいお掃除2ステップを紹介します。

▼お風呂のお掃除3ステップ
1)フロアワイパーを準備
2)アルコールを含ませる
3)天井を優しくふく

これでカビの胞子を効果的に除去でき、家族の呼吸器トラブルを予防できます。ぜひやってみてくださいね。

ヌメリ除去による「転倒防止」という安全対策

床の赤カビや石鹸カスを見たことはありませんか?

実は、見た目の問題だけでなく高齢者の転倒事故の原因になったり、何よりも「不衛生」ですよね。

綺麗にするのがお風呂場なのに、転倒のリスクや衛生面の管理ができていないのは本末転倒….。

そんな時におすすめの方法をご紹介します。

赤カビの対処方法

赤カビは「ロドトルラ」という酵母菌が原因で、湿気と皮脂・石鹸カスが栄養となり急速に増殖します。
放置すると黒カビの発生を助けたり、滑って転倒するリスクも高まるため、早めの対処が重要です。

▼簡単にできる赤カビ除去の3ステップ

1)赤カビ部分に塩素系洗剤(カビ取りスプレー)を吹きかける

2)5〜10分放置して浸透させる

3)シャワーで流し、必要に応じてブラシで軽くこする

とても頑固な場合は、塩素系洗剤+ラップ密封でパックすると根元まで作用しやすくなります。

▼再発を防ぐポイント

✔ お風呂の最後に冷水シャワーをかけて湿度を下げる
✔ 床や壁の水滴をスクイージーで落とす
✔ 週1回の塩素系スプレーで予防する

日々のちょっとした工夫で、赤カビの繁殖速度を大幅に下げることができます。

お風呂場の滑りのお掃除方法

床がヌルヌルして滑るのは、
水分+皮脂汚れ+石鹸カスが混ざり、バイオフィルム化しているためです。

この膜は 菌が増える温床 でもあり、

✔ 高齢者や妊婦の転倒リスク
✔ 皮膚トラブル
✔ 黒カビの発生促進

にもつながります。

▼滑りを防ぐ簡単3ステップ

①塩素系洗剤を赤カビにスプレー
→菌とバイオフィルムを分解

②中性洗剤+ブラシで床全体をこする
→皮脂と石鹸膜を落とす

③仕上げは冷水で流し、スクイージーで水気を取る
→湿度を下げ、再発を防ぐ

▼再発予防のポイント

✔ 入浴後に床へ冷水シャワー
✔ 週1回の塩素系洗剤スプレー
✔ 水滴をワイパーで除去
✔ 24時間換気は常にON

▼おすすめ道具
・カビキラー ラクラク連射ジェット
(塩素系)
・床ブラシ(柄付きタイルブラシ)
・スクイージー(風呂用ワイパー)

トイレの臭いは「尿の飛び散り」=菌の拡散

トイレ掃除

トイレは清掃していても、なぜか臭いが残ることがあります。その主な原因は、目に見えない場所に飛び散った尿石や壁に染み付いたアンモニア臭です。これらはノロウイルスなどの感染症の温床にもなりかねません。予防掃除で菌や臭いの元を断ち、家族の健康を守りましょう。

便器のフチ裏と尿石の落とし方

便器のフチ裏に蓄積する尿石は、アンモニア臭だけでなく大腸菌・黄色ブドウ球菌の繁殖源になることがわかっています。

家庭用洗剤だけでは分解しにくいため、
スマイルプラスでは 酸性洗剤+放置時間+ブラッシング を推奨します。

▼【正しい手順(看護師監修)】

1)トイレットペーパーをフチ裏に貼り付ける

2)酸性洗剤を含ませる(流れ落ち防止)

3)30分放置がポイント
 → 酵素が尿石を分解する時間が必要

ブラシでこすり、流水で流す

▼【頻度と注意点】

✔ 家族の健康を守るには 週1回が理想
✔ 塩素系と混ぜない・換気が必須

トイレ掃除も少しだけ大変かもしれませんが、準備をして放置をするだけで◎。
ぜひやってみてください。

家事代行スタッフも実践する「壁と床の一方向拭き」

トイレの壁や床は、ウイルスや菌が付着しやすい場所です。そこで、医療現場でも使われる方法として、「上から下」「奥から手前」の一方向拭きがとてもおすすめです。そうすることで、ウイルスを舞い上げずに効率よく除去できることもできるようになるんです。

✔ 上→下
✔ 奥→手前

上記のステップをぜひ覚えておいてください。

使用するのはアルコール除菌シートや次亜塩素酸ナトリウムを含んだ清拭シートがおすすめです。

家庭の掃除は「完璧より継続」できる範囲で守る暮らしの衛生を

家庭の掃除で大切なのは、全部を1日で完璧にすることではありません。少しずつ、できる範囲を積み重ねることが「健康を守る暮らし」への近道なんです。

忙しい日常では、

✔ 時間がない
✔ 気力が湧かない
✔ 家族の誰も手伝ってくれない

そんな日もありますよね。

でも、
・5分だけ排水口を洗う
・お風呂のあと1拭きする
・週末に気になる場所を1カ所やる

この「ちょい掃除」が カビ・臭い・菌の発生スピードを大きく抑えます。

そして何よりも、一番のポイントは 「小さく続けられる仕組みをつくること」。

例えば、

▽ お風呂の壁にスクイージーを掛けておく
▽ トイレにアルコールシートを置いておく
▽ 洗い物のついでに排水口をこする

日々の流れの中に、掃除の行動が埋め込まれていると 家は自然と清潔になっていきます。

ご家庭ごとにライフスタイルは違いますが、「完璧を目指さず、できる仕組みを育てる」それが、無理なく健康を守り、お掃除を負荷なくできるヒントです。

お掃除のコツのまとめ

掃除は「見た目の美しさ」だけでなく、「家族の健康を守る」という大きな役割があります。

キッチンの油汚れ、お風呂のカビ、トイレの臭いといった水回りの問題は、適切な方法や洗剤(重曹やクエン酸、塩素系洗剤など)を使い分けることで、効率よく予防掃除ができます。

しかし、家中を完璧に掃除するには時間と労力が必要ですよね。「休日は掃除で潰したくない」「頑固な汚れを見るだけで疲れる」という方は、スマイルプラスの掃除代行にお任せください。

日常のお掃除をすることで、いつでも快適な日々をお過ごしいただけます。
ピカピカの水回りで、気持ちの良い毎日を送りませんか。

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