専業主婦の仕事の範囲はどこまで?熟年離婚を予防するために大切なこと
家事代行

専業主婦の仕事の範囲はどこまで?熟年離婚を予防するために大切なこと

「今まで家族のために仕事を頑張ってきた。それなのに、妻から突然離婚を切り出されて困っている(60代男性)」 近年はこういった男性が増えてきています。それは、「男が稼いで女が家を守る」という世の中から、次第に「男女の家事負担は同等に」変化しているからです。   今回は、専業主婦の奥さんに任せる家事の範囲はどこまでが良いのか、熟年離婚を予防するために夫ができることについてお話します。  

熟年離婚の理由と離婚後の生活

  熟年離婚の理由は「家のことを顧みないで働いていた夫に嫌気がさした」というものが多いです。 そして、その「絶対に離婚したい理由」を抱えたまま、子どもが自立するまで我慢していた、定年退職するまで我慢していただけなのです。  

離婚したら妻の今後の生活が大変になるのでは?

  離婚を切り出された夫が言いがちなのが「離婚したって、お前は生活していけないだろう」や「今までは養ってもらってただろう。これからのお金はどうするんだ」です。  

たしかに、専業主婦だった場合、生活に困ってしまう可能性もあります。ただ、そうならないために、夫の定年を待っているケースも少なくありません。 年金をもらえるようになれば、夫の年金の半分を受け取れるから生活には困りません。

また、財産分与を行えばある程度のまとまった金額が手に入るため、最低限の生活を送っていれば問題ないと考える人もいます。実は、熟年離婚で困るのは男性の方なのです。   もちろん、金銭的に困ることはありません。

ただ、家事をしてこなかったために、ゴミ屋敷になってしまったり栄養バランスが取れずに体調不良になりやすかったりと、大変なことが多いようです。  

定年退職や子どもが自立して「夫婦水入らずの時間ができた」と思った途端に離婚を切り出されたくないならば、今から妻の気持ちに気づいて関係をより良いものにしていきましょう。  

専業主婦の妻の仕事範囲とは?

仕事ばかりしている夫に不満を抱える主婦は、意外と多いです。それは、仕事は「家長としての役割」であり、家事の協力は「夫としての役割」と感じていることにあります。  

言い方を変えると、女性は「父親の仕事」と「夫の仕事」は違うものと考える傾向にあるということ。 夫が「父親としての役割」ばかりに力を入れて、「夫としての役割」を果たしていない。そうなると、妻も「母親としての役割」しか果たせなくなってくるのです。 そうしているうちに、「私はあなたのママじゃない」と怒られてしまうのです。  

夫は何を手伝うべきだったのか

  「私はあなたのママじゃない」と言われた男性の多くは、「じゃあ、俺は何をすればいいんだ」と戸惑います。加えて、トイレ掃除やお風呂掃除、洗濯を任されてもやり方が分からず、かえって妻の機嫌を悪くしてしまうことも。

また、妻に言われた言葉にカチンときてしまい、「じゃあ俺は皿洗いをやろう」、「風呂掃除は任せてくれ」と啖呵を切ったものの、毎日継続できずに呆れられる、嫌味を言われてしまう男性もいます。   こうなると、もうお手上げです。  

「出来ない家事は無理にやらず、休日のみ手伝う」が理想。

 普段から家事をしてこなかった夫が、急に家事をするようになったところで、かえって二度手間になる、と感じる主婦は多いです。 だからと言って、「男は働き、女は家を守るものだ」と反論してしまうと喧嘩にもなりかねません。

そういうときは、妻を勤めている社員として考えてみましょう。   365日24時間働けと言われて、「喜んで」という人はいるでしょうか? そうです、誰も「OK」とは言いません。

夫婦という関係であっても家事は一つの労働です。 よほどのブラック企業でないかぎり、週に数日は休日を設けますし、労働時間も24時間ではないはずです。

妻にも同じように、休日を作らせ、自由に過ごせる時間を与えるのが大切です。   具体的には、夫の休日を妻の休日にしてあげれば簡単でしょう。 休みの日は、自分のことは自分でするように心がける。これだけでも妻は喜んでくれるはずです。

実際に、専業主婦の中には、「自分のことくらいは自分でして欲しい」という声もあります。   ゴルフや接待へ行くための準備、食べたあとの食器を片付ける、書斎の掃除をする程度でも大丈夫なのです。

可能であれば、休日は家族の料理を作ってあげる、または出前にするのも良いでしょう。休日は「子どもと見ているから、好きなところに出かけていいよ」と言うのも効果的です。

  ときどき、「休日は実家に帰ってゆっくりしていいよ」や「俺はちょっと出かけてくる。お前も自由な時間ができるだろう」という人がいます。

しかし、それでは子どもの面倒をみなければならず、羽を伸ばせないと感じる人も多いですし、「結局、自由なのはあなたじゃない」と感じる人もいます。妻にとっての自由とは何か、を考えてあげるといいですね。

妻にも休日を作ることが夫婦円満の秘訣

今回は、「熟年離婚を切り出されないために」という切り口で「専業主婦の仕事範囲はどこまでなのか」を考えていきました。もちろん、離婚をするしないに関わらず普段から妻の休日を作ってあげられるに越したことはありませんね。  

もし、業務多忙で休日に家事を手伝ったり、自分のことをすべて自分で行うのは厳しいと思うのであれば、別の方法で妻の休日を作りましょう。

一番簡単で早いのは、妻に「家事代行サービスを利用してみたら?たまには気分転換の時間も必要だよ」と言ってみることです。

  妻が笑顔で生き生きとしている家庭は、明るく幸せな家庭です。「お母さんは太陽だ」という言葉もあるくらいですから、「妻が求めていること」にもたまには答えてみてくださいね。

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